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座り方で全然違うってホント?座り方と健康の関連性

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座り方で全然違うってホント?座り方と健康の関連性

座り方で全然違うってホント?座り方と健康の関連性

オフィスでデスクワークを行っているときは、ほとんどの方は座りながらキーボードを叩いたり、文字を書いたりすることが多いでしょう。一日8時間の仕事のうち、そのうちの8割以上は座っている時間になるのではないでしょうか。しかし海外では複数の研究者から、座っている時間が長い人ほど寿命が短いというショッキングな調査結果が出されたこともあります。座る時間が長いほど、身体には好ましくない影響があるとしたら、その悪影響を引き起こさないにはどのような座り方をすればよいのでしょうか。

気づかないうちにしている!?NGな座り方とは

【引用元:pixabay】
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ではまず身体にとって悪影響を及ぼす可能性のある座り方とはどのようなものでしょうか。
・猫背
・背もたれに体重をかける
・足を組みながら作業する
背中を丸めてパソコンにかぶり着くような猫背はお腹の筋肉を使わない代わりに、背中側にテンションが常に掛かる状態になります。またパソコンの画面に視線を近づけすぎてしまうので、視力にも悪い影響を与えます。パソコンを使う作業が多いクリエイターの人などは特に注意をしましょう。逆に椅子の背もたれに体重をかけ、パソコンから距離を取る姿勢もあまり良くありません。体重を背もたれに依存してしまう、自分の筋肉で自分の体を支えなくなるので、筋肉量が低下する原因になります。ふんぞり返るような座り方をしている人は、特に男性に多いので注意をしましょう。さらに両足を組むような姿勢もNGです。足を組んだまま座っていると体の姿勢のバランスが崩れてしまい、立っている状態と比較して骨や筋肉に歪な形での負担がかかるようになってきます。その体の重心のバランスの崩れは、骨盤にも大きく付加をかけて骨盤が徐々に大きくなってしまうとも言われています。特に女性は注意をしたいところでしょう。
こういった座り方は日常的に癖になっている人も多くいます。無意識にそうならないように常に改善の意識を持つことが重要です。

座り方が悪いとスタイルやダイエットにも悪影響

【引用元:pixabay】
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座り方が悪いと実際にどのような悪影響が出てしまうのでしょうか。猫背では内臓が前に押し出されたような形になるので、筋肉量の低下とともにお腹がどんどん出ていってしまいます。背もたれに体重をかけていると、もはや全身の筋肉を使わなくなるので、筋肉量の低下とともに代謝も減っていき、脂肪がつきやすい体になってしまいます。男女を問わずにダイエットには大きな悪影響があるといえるでしょう。また背もたれがあるとラクなのは確かですし、腰痛持ちの人にとっては負担を軽減するために背もたれは必需品ともいえます。時々体重をかける分には問題ないので、常に寄りかかることを止めて、適度に筋肉を使いましょう。
足を組むと下半身のスタイルに影響を与えやすくなります。また女性にとっては子宮の位置が変わり、その影響で子宮卵巣の働きが低下するとまで言われています。さらに血行が悪くなり、脚、特にふくらはぎがむくみやすくなるので、スタイルを気にする人にとってはまさに大敵なのです
さらに間違った座り方は腰痛や椎間板ヘルニアを引き起こす原因にもなりますし、頸椎が曲がってくると、自律神経失調症にも影響があります。座り方一つだけでも、これほどの悪影響があることを知っておきましょう。

オフィスでの正しい作業中の座り方は

【引用元:pixabay】
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ではオフィスではどんな座り方をするのが良いのでしょうか。基本は背筋を伸ばし、椅子に深く座り、軽く背もたれに体重をかけている状態にします。背骨をまっすぐ、骨盤も直角になる姿勢にするのです。全体的に身体に緊張を与えすぎず、かつ楽な状態にさせすぎないということを心がけましょう。腰が真っ直ぐだと痛いという人はクッションを腰と椅子の間に入れ、負担を軽減します。また脚も太ももは真っすぐ伸ばし、膝を90度に曲げて足の裏が床に着くようにします。作業中の腕も肘を90に曲げて作業し、パソコンのモニターが顔の正面に来るように椅子の高さを調整すれば、覗き込まなくても、パソコンの画面が見やすいので、猫背にならずに各種の作業ができます。
さらに椅子に座っているだけではなく、時々オフィス内を歩くのも良い影響を与えます。凝り固まった姿勢の緊張をほぐし、血行を良くする働きもありますし、逆にだらしない姿勢で座っていたときは筋肉を使うので体を引き締めます。最近では立ち作業にも対応したデスクとチェアが出ているので、気分転換の意味でもそういったオフィス用品を導入しても面白いかもしれません。ダラダラとしがちな会議も立って行えば、皆速く終わらせようとするという話もあります。

正しい座り方を心がけるとこんなにも良い結果が

【引用元:pixabay】
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正しい座り方を行うとどんな影響が身体に起こるのでしょうか。やはり筋肉を常に軽く使っているので、カロリーの消費が自然に増えます。ダイエットにはもちろん良い影響を与えますし、筋肉を使っていればさらに筋肉がつくようになるので、スタイルの改善と代謝アップという好循環が生まれます。活動している時間の大半を占めるオフィス内での作業ですから、そこで僅かなカロリーの消費を心がけるだけでも、どんどん蓄積されていくのです。
姿勢をよく保っていれば、肩の凝りや疲労なども起こりにくくなりますし、歪みもなくなり血行も改善されていきます。その結果冷え性の解消や肌のたるみやシワ、むくみなど女性にとっての大敵も改善が期待できます。もちろん背筋を伸ばして座っている姿は、他人からも大変綺麗に見えるものです。背筋が曲がっていてだらけて見るよりも、正しい姿勢で座っていれば気持ちも引き締まり、同僚や上司にも良い印象を与えるでしょう。
良い姿勢で座ることの効果を高めるために、歩くだけではなく、時々座りながら軽くストレッチをしても良いでしょう。直接の因果関係ははっきりとはしていませんが、座り方や座っている時間の長さは成人病の発症にも影響しているとも言われています。美容、健康の両方の面で椅子の座り方は大きな影響力を持っているのです。
起きて活動している時間のうちの大半を過ごすオフィスでの過ごし方は、当然といえば当然ですが健康にも大きな影響を与えるのです。常に意識して自分の座り方を改善していくことで、仕事にも集中しやすくなり、業務の効率アップにもつながることでしょう。そのためには会社側でも社員の健康維持とパフォーマンス向上のために、サイズの合ったチェアなどオフィス用品にしっかりとお金をかけることも必要かもしれません。

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