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部下が考える「理想の上司」とは?尊敬される上司の条件3つ

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部下が考える「理想の上司」とは?尊敬される上司の条件3つ

部下が考える「理想の上司」とは?尊敬される上司の条件3つ

あるサイトのアンケートで、理想の上司がいる部下が男女とも4割に満たず、嫌いな上司がいる部下は男女ともに半数を超えるという結果が出ました。部下が理想とする上司がどのような上司なのかについての意見を聞くと、必ずしも都合の良い上司ということではなく、ある共通の条件が見えてきます。ではその条件とは何かを見ていきましょう。

優れた人格を持っている

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

まず、仕事が出来るかどうかの前に、人の上に立つ人間としての品格や人格が必要になります。それは日常の挨拶や周囲の人々とのコミュニケーションが円滑にとれるかどうか、身だしなみがきちんとしているかなどの社会人としての基本的な素養が礎となる人間性を持っていなくてはいけません。人から尊敬される人でなければ「理想」の上司からは程遠い存在となってしまうのです。
コミュニケーションとしては、人として常に相手の立場に立った言動が出来ているかどうかです。相手の立場に立った目線でいれば、部下からの報、連、相も受けやすくなります。部下が困っている時に相談しやすい上司でなければ、コミュニケーションなどとれるはずもありません。
例えば、上司から「分からないことはすぐに聞くように」と言われたので、分からないことを聞いてみると「自分で考えるように」と言われた場合、部下は自分で考えて仕事をします。すると上司から「勝手なことをするな」と言われます。これでは部下は上司に相談することが出来ません。
また、部下が仕事で失敗した時に感情に任せて怒っていては部下はついてきません。怒ることと叱ることの違いを理解しているかどうかが大切です。
部下を好き嫌いで判断して仕事内容を変えたり、評価に影響を与えたりするなど決してあってはならないことです。役職に就けば、仕事内容もより責任が重く、仕事自体も増えて忙しくなります。忙しいことでイライラして物や部下に当たり散らすといったことをせず、余裕を持って部署全体を見られるようにしましょう。
部下の管理は上司としての重要な業務です。コンプライアンスが叫ばれる昨今、前述のようなことをしていれば、パワーハラスメントとして指摘される可能性もあります。「理想」とされる上司は、部下の話にしっかりと耳を傾けて的確なアドバイスによって部下の抱える問題を解消出来ること、常に精神的なバランスが取れていて感情的にならないこと、個人的な好みで部下の扱いに差を作らないことなども挙げられます。上司の振る舞いによって部下はモチベーションを向上することも出来ますが、モチベーションを失ってしまい、離職することにもなりかねません。

管轄する部署の業績を上げる

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

「理想」の上司には、その管轄する部署の業績を向上させることが課されています。
上司にもその上の上司がいます。上から業務命令を受けて、どのようにすれば業績を上げることが出来るのかを考えなければなりません。そのためには上司が業務全体を把握しておくことが大切です。
営業部門であれば、部下がどのような営業活動をしているのかを把握し、的確なアドバイスを与え、部下のフォローアップを行うことも重要な業務です。時には部下とともに取引先を訪問し、実情を把握しておきましょう。上司として取引先へ挨拶訪問すること自体が、取引先からの信用を得ることにもつながります。
管理部門では、部署全体の業務の進捗を把握しながら、過不足を部下に指示出来るだけの目を持っている必要があります。数字の間違いや見落としがあってはいけません。しっかりと確認して細かいところまで目を行き届かせることで、部下からも信頼される上司となり得ます。
生産部門では、生産計画の内容や工場の稼働状況を把握している必要があります。生産計画に無理はないか、現場に危険なところがないかなどの安全管理も重要になります。労災を防ぐことも大変重要です。
品質部門では、正当な手順で生産されているか、品質に関わる書類の整備や、品質自体に問題がないか、取引先からの問い合わせに的確に応えられているかどうかなどをしっかりと把握している必要があります。
どの部署でも共通して言えることは、「理想」の上司は各部門の業務全体を把握しながら、自身の業務も滞りなく進めていくことが求められます。部下のマネジメントだけでなく、その上司への報告書や資料作成等、仕事は大変多岐に渡りますが、それをこなしていく業務処理能力が部下からの信頼を集める結果になります。

部下の能力を伸ばす教育の仕方を知っている

【引用元:pakutaso】
【引用元:pakutaso】

どの部署であっても、部下の教育なしには業績を上げることは叶いません。部下、中でも若手の社員の教育には二通りあります。
一つ目は、業務全体の流れを網羅し、部下自身がしている業務がどこの部分に当たり、どのような役割があるのかを学ばせる必要があります。人は自分が何をしているのか分からなくなると、モチベーションが下がっていきます。業務の全体の流れを知ることで、それぞれの部下が担当する業務への理解度が格段に増します。これを怠ってしまうと、部下がいつまでも仕事を覚えられないといった状態になり、ミスをしては注意され、モチベーションが下がり離職へつながっていくといった可能性もあります。
二つ目は、個別に担当している業務に関しての、より掘り下げた教育指導です。一つ一つの業務をどのように教えたら部下が理解するのか、その担当業務はその部下の適性に合っているかどうかなどを考える必要があります。具体的な業務の指導は先輩社員に任せたとしても、状況を把握しておくことと、その先輩社員からの若手社員指導に関しての相談に乗ることや、若手社員に直接話を聞くことも時に大切です。常に手を差し伸べていては部下を甘やかすことにもなりかねませんので、必要な時に必要な言葉を掛けるという気遣いが必要になってきます。また、叱ることと褒めることをうまく使い分けることで、部下は成長していきます。そういった部下とのコミュニケーションを大事にして、部下それぞれの能力や特徴を知り、チームとして業績向上に役立てていくことが理想の上司となります。
理想の上司と言っても、中間管理職で業務が増え、責任が重くなり、その上で部下をマネジメントすることが求められるので、部下から慕われる上司となるのは簡単ではありません。しかし、自分が部下だったらどうなのかを考えてみれば、おのずと見えてくるものがあるのではないでしょうか。

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