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オフィスに取り入れたい!さまざまな「エコ」のかたち

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オフィスに取り入れたい!さまざまな「エコ」のかたち

オフィスに取り入れたい!さまざまな「エコ」のかたち

近年、全世界規模で環境に優しい活動が推奨されており、日本においてもそれは顕著です。特に、過去の経済成長に伴って発生した各種公害への反省から、企業においては歴史的にエコ活動が積極的に行われてきました。今回は、そんな活動を具体的に見ていくことで、日本企業は何をなすべきなのか、将来的なエコの可能性を探っていきたいと思います。

エコ活動への取り組み~日本政府の活動

【引用元:pakutaso】
【引用元:pakutaso】

現在日本では、先進国の中でも環境問題に対する取り組みが特に積極的であり、他国とも連携して環境保護を行っています。1997年に採決された京都議定書では地球温暖化の防止を目的とし、温室効果ガス排出の削減率を定め、各国にもそれを遵守するよう求めています。日本では6%の削減を目標とし、それが国家的なプロジェクトとして推進されているのです。具体的には二酸化炭素の削減に向けた各種キャンペーンを張り、国民1人1人の温暖化防止への意識を高めようとしているのです。
このプロジェクトは当然日本の企業にも適用されており、具体的には「エコ・ファースト制度」があげられます。これは環境省に対し、該当企業が環境保全への取り組みを行っていることを約束する形式となっています。
・環境を保全する目標を提示し、それに向けて先進的な取り組みをしていることを証明する
・全企業に対し、模範となるような具体的な行動を示す
・実際の取り組みの進捗状況を環境省に報告し、公表する
以上3つの要件を満たせば「エコ・ファースト企業」としての認定がなされ、環境省のお墨付きが与えられます(エコファーストマークの発行)。結果的に企業のイメージアップにもつながるので、企業の環境保護への取り組みを加速させるというメリットがあるのです。

エコ活動への取り組み~最先端を行く日本企業の例

【引用元:pakutaso】
【引用元:pakutaso】

現在は環境省主導で、企業のエコ活動への取り組みが活発に行われていますが、世界でも活躍している日本企業の「エコ活動」を具体的に見ていきましょう。
トヨタ自動車では、環境に配慮した自動車の開発を先頭に立って行っています。2050年を一つの区切りとし、自動車製造の過程において発生する二酸化炭素に関して2010年比90%減を目指しています。生産工場や製造過程における二酸化炭素の削減、そして水環境の改善などを行い、自動車自体も二酸化炭素の排出を抑える取り組みがなされています。トヨタの主力製品であるプリウスなどは低燃費で走れる自動車の開発に成功し、欧米市場でも一目置かれていて、注目度が高くなっています。
将来的に主流となりうる、太陽光発電に関しても日本企業は一歩先んじています。シャープや三洋電機といった大手は、世界市場においても約4割のシェアを獲得しており、認知度が高くなっています。
こうした日本のエコ技術は「輸出」も進んでいます。2012年には韓国の大手自動車メーカーである現代自動車が、日本のエコカー技術を持つ人材の誘致を積極的に行いました。日本企業発祥のエコ活動への取り組みは、今や世界規模で広がりを見せているのです。

オフィスで取り組むことのできるエコ活動その1

【引用元:pakutaso】
【引用元:pakutaso】

以上に紹介してきたように、エコ活動に関して最先端を行く日本企業ですが、そこで働いている私達1人1人は、オフィス内では具体的にどのようなエコ活動ができるのか、見ていきましょう。
・各種節電対策
普段家庭で行っているような節電対策を、オフィスでも実行しましょう。あまり使用する機会のないエリアの電灯はこまめに消しておく。昼休憩など、席を外す時間が長いときにはパソコン本体、モニターの電源を切っておく。オフィスフロアにある蛍光灯を節電型のものに切り替える。空調機の温度を夏は低すぎず、冬は高すぎずに設定し、暑かったり寒かったりする時は自身で調整するというような節電対策が考えられます。
・ペーパーレスを目指す
オフィス内で仕事をしている時、各種書類を扱う機会は多いものです。大量に紙が発生する可能性も高くなりますが、極力無駄を出さないようにしましょう。必要以上にコピーをとらない。メモ程度ならば、紙の両面を使うようにする。会議の資料を紙で作らず、プロジェクターなどを使用して全体に見やすくする。再生紙を購入する。こうした1つ1つのこまめな心がけが、社内において無駄な紙資源を発生させない要因となります。
・ムダなゴミを出さない
昼食時など、オフィスで飲食をする時にはマイ箸やマイカップを持ち込む。備品は必要以上に購入せず、1つのものを長く大切に使う。他にもゴミを極力発生させないようにするのが大事なポイントとなります。

オフィスで取り組むことのできるエコ活動その2

【引用元:pakutaso】
【引用元:pakutaso】

個人でできることの他にも、企業全体として取り組めるエコ活動というものもあります。オフィスデザインという形で実行できるこの取り組みを具体的に見ていきましょう。
・ブラインドをうまく活用する
時間帯にもよりますが、ブラインドの開閉をうまく調節し、太陽光を利用すれば蛍光灯をあまり使用しなくても室内を明るく照らすことができます。また、温度調整も可能となるので空調機を使わないですむかもしれません。ブラインドの効果的な活用は節電につながります。
・裏紙ボックスの設置
社内のみで利用する書類であれば、重要なものを除き両面を使うようにしましょう。用済みとなった、片面印刷の書類をオフィスの片隅にでもまとめておけるボックスがあると便利です。一か所にまとめておくことで、従業員も利用しやすくなります。ボックス自体は使い終わったコピー用紙の箱などを再利用すると良いでしょう。
・専門デザイナーによるエコオフィスの現出
環境保護をコンセプトとしているオフィスデザイナー(業者)も、近年その数を増やしつつあります。彼らにデザインを委託することによって、全体的にエコに配慮されたオフィスを現出することができるでしょう。
いかがでしたか。日本では現在、エコ活動への積極的な取り組みが行われています。大企業ではその社会的責任から先頭に立って二酸化炭素排出削減などを行っていますが、個人でもできることはあります。その1つ1つは小さなものかもしれませんが、意識して行えば「エコ大国日本」の名に恥じない行動となることでしょう。

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