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忘れがちなポイント「コンセント配置」の注意点とは

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忘れがちなポイント「コンセント配置」の注意点とは

忘れがちなポイント「コンセント配置」の注意点とは

IT化に伴い、オフィス内には電子機器が爆発的に増えるようになりました。パソコンやコピー機、FAX機、ビジネスフォンなど、その種類も実に多岐にわたります。そして、これらに共通するのが「電源」です。電源がないとほとんどの電子機器は機能しません。そこで考慮に入れるべきなのがコンセントの配置です。何の計画もなくコンセントを配置してしまうと「電源が足りない!(電子機器が使えない)」という事態に陥ってしまいます。今回は、オフィスデザインを決めるときにカギとなるコンセントの効果的な配置方法を検証していきます。

使う電気の量はどれくらいなのかを確認しよう

【引用元:pakutaso】
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電子機器に電気を通すために必要なコンセント。その配置を考える前に、そもそもオフィス内でどれくらいの電気の量を使用するのか、あらかじめ想定しておくのは前段階として重要です。必要な電力があまりにも多すぎると、大元となるブレーカーに多大な負担がかかって落ちてしまい電力供給が停止し、その結果業務に大きな支障が出てしまうからです。
特にオフィスを移転する時に、使う総電力の算出をすることは大きな仕事の1つと言えるでしょう。移転前と同程度の人数で、新オフィスでも仕事をする場合はさほど考慮に入れる必要はありませんが、人数が増える場合などは使う電力も多くなるので注意が必要です。
具体的な電力の算出方法としては、各電子機器が消費する電気量の単位である「アンペア」を調べる必要があります。例えばパソコンであれば0.5から1アンペア、シュレッダーは3~6アンペア、複合機に至っては12~20アンペアの電気量を使用します。さらに冬になると、寒さ対策として電子ポットや電気ヒーター等を利用することが多くなることも考慮に入れる必要があります。これらを全て調べたうえで合算し、オフィス内で使える最大アンペア数と比較します。最大アンペア数はオフィス内にある分電盤に記載されていますが、念のためオーナーや配電業者などに確認しておきましょう。

タコ足配線は厳禁!コンセントに負担をかけないように

【引用元:pakutaso】
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実際にオフィスのレイアウトを作り出す時に、電子機器の配線関係を後回しにすることは避けたいものです。場当たり的にデスクや電子機器を配置してしまうと、後からコンセントが足りなくなってパソコンなどを立ち上げることが不可能となったり、一つのコンセントに過剰に電源を差し込んでしまう、いわゆる「タコ足配線」状態になってしまいます。「タコ足配線」は電気がショートしてしまい、火災や漏電の原因になる可能性が高いほか、その近くを通る従業員が誤ってコードに足を引っ掛け、周辺の作業中のパソコンの電源が落ち、保存していなかったデータを失ってしまう可能性もあるので注意しましょう。
こうした事態を防ぐためにも、レイアウトには余裕を持たせてオフィス内を作り上げるようにしましょう。そのためには、コンセントが部屋内でどの位置にあるのかを確認するのが重要です。電子機器とコンセントの数量を比較して、もしコンセントの方が圧倒的に少ないという事情が発覚したら、市販のコンセントを買って補完するのもひとつの手段です。その時はコンセントが一極集中しないように(タコ足配線にならないように)、うまくバラけさせて設置しましょう。

むきだしの配線により生じるデメリットとその解決方法

【引用元:pakutaso】
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コンセントが少ないために、1つのコンセントにケーブルをたくさんつなげる、いわゆる「タコ足配線」状態にするのは様々な危険がありますが、逆にあちらこちらにコンセントをやたらと配置するのにも問題があります。配線がオフィス内を縦横無尽に駆け巡っている状態となり、色々なデメリットが生じてきます。
まず単純に、見た目的に良くないという側面があります。オフィス内は従業員だけがいるとは限りません。来訪者などが訪れる場合も多く、そんな時に配線だらけのオフィスを見られたら印象が悪くなり、事業にマイナスとなる可能性もあります。ある程度配線を「見せない」工夫が必要となるでしょう。
また、タコ足配線の時と同様、従業員などが間違って踏みつけたり、躓いてしまう恐れがあります。電源が強制的に絶たれるのはもちろん、転倒して思わぬケガをするかもしれないので、気を付けたいところです。
これらのデメリットを解消するためには、オフィスの床にもう一段床を作ることによって、配線のための空間、いわゆる「OAフロア」を生み出すのが一つの解決策となります。ケーブルが隠れるので見た目が良くなり安全性も向上し、コンセントの配置にもある程度気を配らなくて良くなります。

どんな種類があるの?コンセントの形状を紹介

【引用元:pakutaso】
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最後に、そもそもコンセントにはどういった形状のものがあるのか紹介し、オフィスに適切なコンセントを探っていきます。
一般家庭では100ボルトのものが使用されますが、オフィスなどでは電源の使用量が多いので業務用の200ボルトがよく用いられます。ここで注意したいのが、ボルト数の見誤り。100ボルトの電子機器に200ボルトのコンセントをつなげて電気を供給してしまうと、機器の方で容量オーバーとなり破損する恐れがあります。
コンセントの「口数」もオフィス内の電子機器をつなげるには重要な確認事項となります。コンセントの口数によって電源をいくつ差し込めるかが決まってきますが、1つのデスクにつき6口以上はあるコンセントを使用した方が良いです。それだけの口数のあるコンセントに関しては、オフィス専用のOAタップの利用が適切です。市販しているものなので、積極的に購入し、利用するようにしましょう。
一般的に壁面に設置されているコンセントは清掃の時に重要です。掃除機を使用するためにオフィスの壁際、そしてコードが届かないことを想定して窓際にもコンセントを配置する必要が出てくるでしょう。
様々な種類のあるコンセントは、オフィス内の電子機器を利用する際にいろんな場面で重宝します。
以上見てきたように、オフィスのレイアウトにおいてコンセントの配置は非常に重要なものとなります。OA什器=電子機器なので、電源が絶たれるとまともな仕事ができなくなってしまう恐れがあるのです。配線関係が複雑、乱雑になってしまわないように、ある程度一か所にまとめてコンセントを設置するようにしましょう。

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