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社会全体の環境への関心・配慮が高まる昨今、サステナブルオフィスの実現を目指す企業が増えています。
実現できれば社会貢献できるだけでなく、企業価値の向上やステークホルダーからの信頼獲得にもつながるため、取り組みたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、具体的には何をすれば良いのかわからず、悩んでいる方もいるでしょう。そこで今回は、サステナブルオフィスの実現方法を紹介します。
サステナブルオフィスの実現においても、そのほかの取り組みと同じく比較的手軽に実践でき、成果を実感しやすい短期的な施策から始めるのが基本です。まずは、短期的にできるサステナブルオフィスの実現方法を5つ紹介します。
電力削減は、サステナブルオフィスの実現方法の中でも比較的始めやすい施策です。例えば、オフィスの設備の中で特に消費電力が大きいエアコンの使用方法を最適化すると、電力削減が実現できます。
環境省は快適性と省エネルギーを両立できるエアコンの設定温度として、夏は28℃、冬は20℃を推奨しているため、今一度設定温度を見直してみましょう。
また、オフィス内の電球を、通常の電球よりも消費電力が少ないLED電球に切り替えることも、省エネルギーに役立ちます。LED電球は長寿命であるため、交換の手間が省けるのも魅力です。
オフィスのコスト削減についてさらに詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
「オフィスのコストを削減する4大施策!見直すべきポイントは?」
出典:環境省「エアコンの使い方について」
ペーパーレス化の推進も、サステナブルオフィスの実現に役立ちます。紙の書類が電子化されると紙やインク、ファイルなどの使用量を減らせるためです。
PCで作成した書類をプリントアウトしたり、膨大なファイルの中から書類を探したりする手間がなくなり、生産性向上やストレス軽減につながるというメリットもあります。
サステナブルに対する従業員の意識が向上し、なおかつ取り組みやすい施策がマイボトル・マイカトラリーの持参推奨です。
マイボトルやマイカトラリーの使用は、手軽にできるエコ活動として取り組む方が増えています。マイボトルによる飲み物のテイクアウトで料金が割引になるカフェチェーンがあることを知っている方も多いでしょう。
会社がマイボトル・マイカトラリーの使用を推進すれば、プラスチックゴミ削減に貢献できます。
PaaS(Product as a Service)を活用することも、サステナブルオフィスを実現するひとつの方法です。PaaSとは、自社製品の販売という従来の方法ではなく、「製品の提供」というサービスを販売するビジネスモデルです。
通常、消費者は製品を購入して所有しますが、PaaSではメーカーが製品を所有し、リースやサブスクリプションなどの形態で貸し出します。
消費者は必要なときだけ製品を使用できる上に、メーカーがメンテナンスすることで製品が長持ちしやすくなるため、製品の大量廃棄を減らせるという仕組みです。複合機やオフィス家具などをPaaSのサービスで調達すれば、環境への負荷の軽減に役立ちます。
オフィスで使っている機材や文房具などを簡単に廃棄せず、リサイクル・リユースすることを心がけるよう従業員に周知することも重要です。
また、リパーパス(別の用途で再利用する)できる場合もあるので、何か良いアイデアがないか確認してみましょう。
サステナブルオフィス実現の施策にはコストや工数などの問題から、それなりの時間をかけて取り組むべきものもあります。続いては、中長期的にできるサステナブルオフィスの実現方法を5つ紹介します。
サステナブルオフィス実現の中長期的な施策のひとつに、ハイブリッドワーク対応のオフィスの構築があります。ハイブリッドワークとは、自宅などで仕事をするか、オフィスに出向いて仕事をするかを選べる働き方です。
在宅勤務を選択する従業員が増え、公共交通機関の利用が減れば、移動によるCO2排出量の削減につながる可能性があります。
ハイブリッドワークを実現するオフィス構築なら、MACオフィスの「オフィスプランニング」をご活用ください。
MACオフィスでは、企業のオフィス移転に伴うトータルソリューションをご提供しています。移転計画を立案する前のコンサルティングから、移転の目的・動機を踏まえた物件の選定、内装設計デザイン、引越しまで一貫して対応可能です。
今後の人員計画や理想の働き方などの要望に沿ってレイアウトプランを作成いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
移動によるCO2排出量の削減に取り組むなら、サステナブルな通勤・移動を推進する手もあります。例えば燃料や電気を使わない自転車なら、移動中にCO2を排出しません。
ただし、自転車を使用する従業員が増えると駐輪場が満車になり、自転車を置く場所に困る可能性があります。施策の導入に合わせて駐輪場を設置したり、既存の駐輪場を増設したりすることを検討しましょう。
環境や労働問題に配慮した、サステナブルなオフィス家具を使用するのも良いでしょう。リサイクル素材や海洋プラスチックを活用したオフィス家具は環境保護を意識していることが伝わりやすいので、ステークホルダーへのアピールにも役立ちます。
また、不要になったオフィス家具を廃棄するのではなく、リユース・リパーパスすることも、サステナブルオフィスの実現につながります。
オフィスを移転する際にできるサステナブルな施策もあります。例えば、前の借主が使っていた内装や設備が残った状態で引き渡しとなる「居抜き物件」を選べば、最低限の内装・設備工事で入居することが可能です。
居抜きオフィスについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
「居抜きオフィスとは|他のオフィス形態との違いや移転費用削減のコツも紹介」
また、新たなオフィスの内装工事を行う際に、既存の構造や天井・壁・床などをそのまま活用すれば、建材の使用量を削減できます。
オフィス移転の流れや費用などについて知りたい方はこちらも参考にしてください。
「オフィス移転を検討している方必見|移転の流れや費用、成功事例まで徹底解説」
スマートビルやスマートオフィスなど、環境に配慮した物件に移転することもサステナブルオフィスの実現に役立ちます。
スマートビル・スマートオフィスとは、IoTやAIといった技術を駆使してビル内、オフィス内の環境を最適化している物件のことです。代表的なものとして、ZEB認定の建物があります。
ZEBとはNet Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を省略した用語です。建物内の快適性を維持しつつ、年間の一次エネルギー(石油や天然ガス、太陽光などから得られるエネルギー)の収支ゼロを目標とした建物を指します。
ただ単に省エネを実践するだけでなく、太陽光発電などの導入によってエネルギーを生み出すのが特徴で、光熱費の削減にもつながります。
サステナブルオフィスの実現に役立つ施策はいろいろありますが、実際に取り組むとなると自社に合う方法はどれか、どう進めたら良いのかなど迷うことが多いものです。また、中長期的な施策はコストがかかったり、専門的な知識が必要とされたりするケースもあります。
「自社のみで対応するのは難しい」と感じたら、ぜひMACオフィス「WEOマネジメント」をご活用ください。WEOマネジメントでは、専任のコンサルタントが経営者様のご希望や今後の展望などを丁寧にお伺いし、サステナブルオフィス実現をサポートいたします。移転や改装、シェアオフィス活用など、複数のシナリオを経営判断材料とともに提案し、最終的な意思決定に至るまで伴走いたします。詳細は以下からご覧ください。
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サステナブルオフィスの実現は、社会貢献やステークホルダーからの信頼向上などにつながります。
まずは電力削減やペーパーレスなど短期的に取り組める施策から始め、ハイブリッドワーク対応のオフィス環境の構築などの中長期的な施策に取り組みましょう。
何から始めたら良いのかわからない、専門的な意見を聞きたいといった場合は、MACオフィスにご相談ください。専任担当者が真摯に対応いたします。