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女性ならではのオフィスデザインの視点!心地よいオフィスを目指そう

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女性ならではのオフィスデザインの視点!心地よいオフィスを目指そう

女性ならではのオフィスデザインの視点!心地よいオフィスを目指そう

企業が従業員にとって働きやすい環境をつくる中で、女性の意見が重要視され始めています。以前は管理職に就く女性が少なく、企業の決断を男性ばかりが行なう時代もありました。しかし現在では、女性目線の働きやすい、居心地よいオフィスデザインを考える動きが見られています。例えば、検討するオフィス物件に女性社員を連れて行き、男性が立ち入らない女性トイレやパウダールーム、給湯室やリフレッシュスペースなどの内見を女性社員が行ない、意見を伝える企業も少なくないのです。

女性の視点から考えるオフィスデザイン

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

数多くある企業の中で、女性のための、女性にとって働きやすいオフィスを実現している企業はどのくらいあるでしょうか。
新オフィスやオフィス移転時などに女性が使用するスペースの内見などを女性従業員に任せる企業が存在することは事実ですが、それが必ずしも女性の意見を取り入れたオフィスづくりになっているとは限りません。企業の業種や部署にもよりますが、今でも男性従業員に比べ、女性従業員が少ない企業は多く、その場合はやはり男性目線のオフィスデザインが重視されることになるのです。しかし、女性が働きやすいオフィスを展開させることは、女性の採用率や定着率をあげることにつながり、女性の社会進出や管理職などへの昇格を後押しすることにつながるのではないでしょうか。
人間の脳科学的に考えると、男性はオフィスの構造や空間の採寸や計算などを得意とする一方で、女性は使用方法や収納、インテリアコーディネートなどに適していると言われています。つまり、オフィスの構造を実現させるのは男性でも、働きやすいオフィスデザインや空間をつくるのは女性の方が適しているかもしれないということです。また、女性の方が対話が好きな人が多く、オフィスデザインをより具体的に言葉で表現し、共感し合うことができると考えられます。表面的なオフィスデザインだけでなく、潜在的なニーズを引っ張り出す可能性を女性は持っているのです。

理想のオフィスデザインとは

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

女性にとって理想のオフィスデザインとはどのようなものなのでしょうか。
女性がオフィスに対して重視するポイントとして、リフレッシュスペースの充実、快適な空気、個人のスペースの広さの3点があげられます。
まず、リフレッシュスペースの充実という点は、オフィス環境の中で最も重視されていると言われています。女性トイレや休憩室など、オフィス内で仕事とのオンオフを切り替えられる唯一の空間だからです。職場であるオフィスの中でもプライベートな時間をしっかり感じることができる空間を女性は求めているようです。
次に、快適な空気についてですが、オフィス内の空調管理や温度調節についての意見は少なくありません。冷え性な女性が多いという点やオフィスに滞在する時間の差などから男女で適温が異なる場合があります。ひざ掛けやカーディガンを羽織る女性社員も少なくありません。また、観葉植物などによる、視覚的な自然の空気清浄を取り入れるなど、オフィス空間の空気をより良く感じるポイントが必要なのかもしれません。
最後に、個人スペースの広さです。これは、ひとりひとりの作業スペースの充実でもありますが、パーテーションなどで個人スペースを区切る方が集中できる女性も多いようで、リフレッシュスペースの充実によるコミュニケーションを求める意見とは正反対に、仕事ではパーソナルスペースを求める女性が多いようです。
上記の点を踏まえると、オフィスの中での女性従業員の立場は、従業員という一括りではなく、個人個人を大切にした働く空間を求める意見が多いように思えます。仕事への集中とプライベートの充実のバランスを保つことが働く女性のモチベーションになっているのかもしれません。また、オフィス空間の機能性に対しても、イメージやモチベーションを大切にしている女性は、効率性や使いやすさと同時に見た目や印象も重要視しています。女性の理想のオフィスは従業員ひとりひとりが確立し、見た目も働きやすさもバランスよくつくられたオフィス空間ということです。

女性が多いオフィスデザインのポイント

【引用元:写真AC】
【引用元:写真AC】

企業の業種や部署によっては、女性が多く働くオフィスや女性だけのオフィスがいくつもあります。女性が主体となっているオフィスはどのようにつくられ、どのように使われているのでしょうか。
女性が働くオフィスでは、オフィスデザインの効率性と機能性に加え、オフィス空間を楽しむことが重要視されています。
女性がオフィスの問題点としてあげている具体例として、トイレなどの共有スペースの衛生問題や混雑、更衣室などのスペースや収納などがあげられています。そのため、女性が働くオフィスでは、上記の点を大きく改善しているオフィスデザインが多くなっています。
例えば、トイレの混雑と更衣室の収納問題に対して、女子トイレに個人ロッカーを設置しているオフィスがあります。化粧ポーチやサニタリー用品などを事前にロッカーに置いておくことで効率よくトイレを使用することができる上に必要なものを取り出すことができ、好評となっています。
さらにオフィス空間のコンセプトやテーマも明確にして、色合いや配色をオフィス内で工夫し、デザイン性の高いオフィス什器や家庭用インテリアをバランスよく使い分けています。また、オフィス什器などは背丈の低いものを使用し、収納スペースを増やすことで、女性が片付けやすく出しやすい収納を実現させています。
女性の理想だけでなく、企業のオフィスに合ったニーズの中で、可能なものを実現させることで理想のオフィスデザインになっています。女性が求めるすべてを詰め込むのではなく、効率的な作業、オフィス内の動線を踏まえた上でオフィス空間を楽しむのが女性らしいオフィスデザインなのです。
企業にとっては、男性従業員も女性従業員も同じ従業員ですが、男性と女性では同じオフィスの中でも着目するポイントや重視するポイントが異なります。どちらの意見も働きやすい環境をつくるために必要な声ですが、ここでは、女性の目線でオフィスデザインを考えました。
企業のあり方やニーズに合わせて男女、それぞれの視点から見た理想のオフィス像を実現させていくことが働きやすい環境づくりにつながっているのです。

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