渋谷エリアのオフィス賃料相場
渋谷区内は大きく5つのエリアに分かれており、ビルの規模によっても坪単価が大きく変動します。ここでは各エリアの賃料水準とエリア特性を整理します(2026年6月のデータ参考)。
出典:三幸エステート「相場データ:東京都」
渋谷・道玄坂
このエリアはITベンチャーの集積地「ビットバレー」として確立された歴史を持ち、現在もIT系やスタートアップ企業に人気のオフィスエリアとして知られています。小規模から中規模の物件が多く、自社のカルチャーを発信したい企業に適したエリアです。
桜丘・南平台
2023年11月に竣工した「Shibuya Sakura Stage」は渋谷駅とデッキ直結の大型複合施設で、DX・システム開発・コンサルティング系のIT企業の移転が相次いでいます。成長フェーズにある企業の受け皿として注目度が高まっているエリアです。
代々木・千駄ヶ谷
IT企業やクリエイティブ系企業が多く進出しており、新宿・渋谷への良好なアクセスと代々木公園などの自然環境が企業に支持されています。千駄ヶ谷周辺はデザインスタジオやアート関連企業も点在する、クリエイティブな雰囲気を持つエリアです。
恵比寿・広尾
恵比寿はIT・ゲーム産業などベンチャー企業が集積しており、エリア内で拡張を続けている企業も見られます。広尾は外国大使館が多く立ち並ぶ国際色豊かなエリアで、外資系企業や海外向けサービスを展開する企業にも適しています。
初台・本町・笹塚
笹塚エリアには過去に日本マイクロソフトやDeNAが入居した実績があり、現在もIT企業やWeb開発系企業が集まるエリアとして機能しています。初台エリアは渋谷区アドレスを低コストで確保したいスタートアップや小規模企業に選ばれやすいエリアです。
渋谷エリアへのオフィス移転でよくある悩み
渋谷エリアへの移転を検討する際には、他エリアとは異なる課題があります。代表的な4つの悩みを紹介します。
物件確保の困難さ
渋谷区の空室率は都心5区の中でも低い水準の1%台後半です。人気エリアでは「物件が出た瞬間に決まる」状況が続いており、空室率が低いため市場に出回る物件が少なく、「探しても見つからない」という状況が長期化するケースも少なくありません。
渋谷でのオフィス移転を検討する場合は、希望入居日の半年から1年前に仲介会社へ連絡を取り、早期に情報収集を始めることが推奨されています。後手に回るほど選択肢が狭まる市場構造のため、早期行動が物件確保の鍵となります。
賃料水準の高さ
渋谷区のオフィス賃料は都心5区の中でも最高水準であり、渋谷駅前の高スペック物件はさらに上振れる傾向があります。都内のオフィス賃料上昇を渋谷区がけん引しており、スタートアップ企業がこぞって拠点を構えることで需要が高止まりしています。
渋谷駅前から恵比寿・代官山・神泉・池尻大橋などへ1〜2駅離れると坪単価が5,000〜10,000円下がる物件が存在し、50坪で月額25〜50万円、年間300〜600万円の差が生まれます。予算を重視する場合は、隣接エリアとの比較も検討に値します。
再開発工事の長期化による環境への影響
渋谷駅周辺では2034年度の全体完成に向けてさらなる開発工事が進行中です。道玄坂二丁目南地区では地上30階・高さ約155mのオフィス棟と商業・ホテル棟の大規模再開発が進行中で、周辺エリアでは工事に伴う通行・交通への影響が見込まれます。
再開発によって高機能なオフィスビルが新規供給される一方、渋谷区の空室率はすでに都内最低水準に達しており、既存ビルへの入居競争はさらに激化する見込みです。再開発スケジュールを踏まえた戦略的なタイミングでの移転が重要になります。
通勤・来訪者の負担増加
渋谷駅はJR・京王・東急・東京メトロが乗り入れる複合ターミナルです。地上3階から地下5階に及ぶ立体構造のため、来訪者や新たに入社する社員が迷いやすい環境となっており、再開発工事中はさらに動線が変化しやすい状況にあります。
また、渋谷区のオフィスビルは搬出入時間やエレベーターの共用予約制など管理上のルールが厳しく設定されているケースが多く、引越し作業の調整に時間を要することがあります。移転計画を立てる際は、こうした運用面のルールを事前に確認しておくことが大切です。
渋谷エリアでのオフィス移転・賃料交渉をプロに相談するメリット
渋谷エリアは需給逼迫・高賃料・再開発進行という複合的な要因を抱えており、移転・残留いずれの判断においてもプロのサポートが特に有効な市場環境です。3つのメリットを解説します。
需給逼迫市場での物件確保にプロのネットワークが不可欠
空室率が1%台という渋谷エリアでは、一般的なポータルサイトへの掲載前に物件が決まってしまうケースが多くあります。専門の仲介会社はオーナーと密にコミュニケーションを取っており、非公開物件や下限賃料情報を把握しているため、早期に連携することで選択肢が大きく広がります。
移転検討は希望入居の半年以上前から仲介会社と連携し、非公開物件を含む情報収集を早期から始めることが不可欠です。プロのネットワークを活用することが、渋谷エリアで理想の物件を確保する近道となります。
渋谷固有のエリア特性を踏まえた移転戦略を立案できる
月額賃料だけでなく、保証金・礼金・B工事費・原状回復費まで含めたトータルコストの精査がオフィス移転では重要です。プロに相談することでコスト全体を把握しやすくなり、予算超過のリスクを抑えられます。
また、2027〜2029年には大型ビルの竣工タイミングで一時的に新規供給が増加し、交渉余地が生まれる可能性があります。プロは再開発スケジュールを踏まえた戦略立案が可能で、コストを最適化しながら移転を進められます。
移転プロセス全体の業務負担軽減・トラブル回避
物件選定からコンセプト作成・専門会社選定まで、移転に関わる作業を専門家に委ねることで、社内担当者がコア業務に集中できます。インフラ整備や引越し手配など時間のかかる業務を代行してもらえるため、手続き漏れのリスクも抑えられます。
原状回復工事では契約書解釈の違いによるトラブルが発生しやすいですが、プロが借主の対応範囲を明確にすることでトラブルを未然に防げます。移転プロセス全体を通じてプロと連携することが、スムーズな移転につながります。
渋谷エリアでのオフィス移転・賃料のご相談はMACオフィスへ
渋谷の人気エリアは日本最高水準の賃料相場で、工事費の高騰も相まってオフィス移転費用は以前より増加傾向にあります。移転に際しては、早めの情報収集と戦略設計が重要です。
将来的に、渋谷エリアへのオフィス移転を考えている場合はMACオフィスへお気軽にご連絡ください。
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