【Case Interview】株式会社ケアネット

2022/4/25

インタビュー

Case.34｜Co-creation－共創－

株式会社ケアネット様（以下ケアネット様）は、医療情報プラットフォーム「CareNet.com」の運営などを行う医療情報サービス会社です。医療を受ける側も提供する側も健康で働きやすい社会の実現に向けた『デジタル時代のサステナブルな健康社会づくり』に取り組まれていらっしゃいます。

本社移転プロジェクトが完工し、ご担当者様にお話を伺いました。

移転のきっかけは事業成長に伴う社員の増員でした。次の3年、5年、10年の成長に向け、約1.5倍の広さのオフィスへ移転をされました。ケアネット様が移転にあたり重要視されていたのは企業文化の醸成です。会社全体でコミュニケーションの活性化に取り組まれるなか、オフィス環境面において導入していたフリーアドレス席が固定化してしまい活用しきれておらず、他部署との交流があまり活発ではなかったそうです。『どうしたらよりコミュニケーションが生まれるか』に重点を置いてケアネット様と綿密な打ち合わせを重ね、一緒に創り上げたオフィスが出来ました。

＜エントランスエリア＞ゆとりを持たせた空間に高級感のあるデザインの家具を配置したおもてなしのエリア

仲間のつながりを感じられるオフィス

『どうしたらよりコミュニケーションが生まれるか』この課題に対して私たちが提案したのは、オフィスを斜めに横断するようにワークエリアを配置した「回遊性」のあるレイアウトです。以前のオフィスではデスクを平行に並べたフリーアドレス席でしたが、新しいオフィスではデスクをあえて様々な向きに配置して動線を複雑にすることで偶発的なコミュニケーションが生まれるレイアウトにしました。床にはヘリンボーン柄の動きのあるデザインを取り入れ、活動的な雰囲気としています。回遊することで社員同士の目線が自然と交わり、会話が生まれることを狙いとしています。そして、ワークエリアの周りには一人で集中できる席や、ソファでリラックスできる席などを用意し、座席にバリエーションを持たせました。「集中」「対話」「交流」の場を共有し、仲間のつながりを感じられるオフィスが出来ました。

＜カフェエリア＞エリアに合わせて天井を塗装し、オフィスと切り離されたリラックスできる空間へ印象をチェンジ。

コーポレートカラー

もう１つ、オフィスのポイントとなったのがコーポレートカラーです。2019年にリニューアルしたロゴとコーポレートカラーを社員に浸透させたい、来社されるお客様にも印象に残していただけるようにしたいとご相談いただき、ふんだんに赤色を取り入れたデザインとしました。この赤色には、ケアネット様が目指す社風である「情熱」「挑戦」「品格」の意味が込められています。さらに、ロゴマークの赤いボックスのシルエットにも着目し、角に丸みのあるボックスを会議室の壁を使って表現しました。

＜来客エリア／会議室＞印象的な赤い間仕切り。床のヘリンボーン柄にも赤を散りばめました。

ご担当者様インタビュー

MACオフィスを選んでいただいた理由を教えてください

新しいオフィスについて、デザイン面と同時にどうしたら社員の働き方を良くできるかを一緒に考えてくださった点が一番の決め手になりました。デザインももちろん良かったですし、何よりチームの皆さんの「一緒に会社を変えていきましょう」という前向きな姿勢を感じ、MACオフィスさんとだったら本当に会社を変えていけると思いました。社内で意見が割れた時や決断に悩んでいる時にはギリギリまで一緒になって打開策や代替案を考えてくださり、ご提案の中でもその姿勢を感じました。また、打ち合わせ当初からチームで対応いただいたことも印象的で、営業・PM・設計デザインなど、それぞれの専門の方からお話を聞くことができ、常に良いディスカッションをしながらプロジェクトを進めることができました。

実際にオフィスを活用してみて気づきはありましたか

以前は席が固定化してしまい活用しきれていなかったフリーアドレス席ですが、今はそれぞれが自由に席を利用しているのを見かけます。このフリーアドレス席がきちんと機能している点は、想像以上の変化でした。その効果もあってか違う部署の人と話す機会も増え、会社全体の雰囲気が明るくなったと感じます。「コミュニケーションを生む」という意図していた点が効果を発揮しており、移転して良かったです。また、周りの社員もそう感じてくれていると思います。