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オフィスビルのグレードとは?各グレードの特徴や選ぶポイントを解説

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オフィスビルのグレードとは?各グレードの特徴や選ぶポイントを解説

オフィスビルのグレードとは?各グレードの特徴や選ぶポイントを解説

オフィスビルにはグレードがあり、どのグレードのオフィスビルに入居するかが企業イメージや職場の快適性に影響する場合もあります。

しかし、オフィスビルのグレードが具体的にどういう指標なのか、自社に適したグレードはどれなのかがわからない方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、オフィスビルのグレードの概要やグレードごとの特徴などを解説します。オフィスビル選びやオフィス戦略でお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

オフィスビルのグレードとは

オフィスビルのグレードとは、不動産サービス会社が立地やデザイン、設備、品質などを一定の基準で評価してランク分けした指標です。企業がオフィスを選定する際の判断材料として役立ちます。

一般的には以下のようにランク分けされますが、各グレードの明確な定義は不動産会社や情報機関などによって異なります。

・S(スーパーグレード)

・A(ハイグレード)

・B

・C

いずれにしてもグレードが上がるほど賃料も上がりやすくなり、コストコントロールも難しくなります。これは、指定の業者が増え、工事区分(※)の制限が厳しくなるためです。

オフィスを選ぶときには、自社の業種や規模、企業文化、人材戦略などに合わせて、適切なグレードのオフィスを選ぶことが重要です。

※内装工事の内容・範囲を明確にし、「誰が何の責任を負うのか」を取り決めるもの。A工事・B工事・C工事の3つに分類され、費用負担者や工事の施工業者がそれぞれ異なる。

オフィスビルの各グレードの特徴

ここでは、各グレードの一般的な特徴を紹介します。自社のオフィスに適したグレードを考える際の参考にしてください。

Sクラスビル

Sクラスビルは、以下のようなオフィスビルを指すのが一般的です。

・Aクラスよりも立地に優れており、管理や設備も充実している

・延床面積や基準階面積が非常に大きい(例:延床面積2万坪以上、基準階500坪以上)

・築浅(例:11年未満)

・ランドマーク性がある など

Aクラスビル

Aクラスビルは、次のようなオフィスビルを指すことが多いでしょう。

・都心5区(千代田区・港区・中央区・渋谷区・新宿区)や将来性のあるエリア

・延床面積や基準階面積が大きい(例:延床面積1万坪以上、基準階300坪以上)

・築年数が比較的新しい(例:15年未満)

・耐震・環境性能が高い

・天井高が2.7m以上

・個別空調 など

Bクラスビル

Bクラスビルは、一般的にAクラスビルの条件に当てはまらない中規模のビルを指します。基準階面積も200坪以上などAクラスより狭く、設備や共用部も平均レベルです。

Cクラスビル

Cクラスビルは、基準階面積が100坪以上200坪未満のような小型のオフィスビルを指すのが一般的です。設備や管理状態が簡易的で、多くの場合築年数にも制限がありません。

オフィスビル入居時にグレードを重視すべき理由

オフィスを借りる際には、オフィスビルのグレードをチェックしておくことをおすすめします。ここでは、オフィスビル入居時にグレードを重視すべき理由を、4つの観点から解説します。

企業の信頼性向上につながるため

グレードが高いオフィスビルは審査が厳しい傾向にあり、初期費用や家賃などの費用も高額になりがちです。そのため、グレードが高いビルにオフィスがあると、厳しい審査に通過した、資金面も安定している企業として、顧客や取引先からの信頼を得やすくなります。

また、防犯カメラや入退室管理システムなどの設備が導入されているケースも多いので、セキュリティ面での信頼性も向上するでしょう。

オフィスの印象は企業のブランドイメージにも影響するため、特に信用が重視される業種やアッパークラスを顧客とする企業は、グレードの高いオフィスビルが適しています。

求職者からの印象改善が期待できるため

オフィスビルのグレードは、企業の採用力にもつながります。設備やデザインが優れたグレードの高いビルにオフィスがあると、求職者の第一印象が良くなりやすいためです。

また、グレードが高いオフィスビルは立地が良く、快適性・機能性に配慮した内装であることが多いため、働きやすい印象を与えられます。

このように設備が整っており立地に優れたオフィスに対して、憧れを抱く求職者も多いため、優秀な人材の確保や内定辞退防止にも役立つでしょう。

関連記事:「求人への応募者を増やすには?求職者が集まらない原因と選ばれる企業になるための対策

従業員の満足度向上が見込めるため

求職者に良いイメージを与える快適で機能的なオフィスは、既存の従業員の満足度やエンゲージメント向上にも役立ちます。

人々が憧れを抱くようなオフィスで働いていることで自己肯定感が高まったり、積極的に出社したくなったりするためです。満足度やエンゲージメントが高まれば、従業員が定着しやすくなり、離職率低下につながる可能性もあります。

事業継続計画(BCP)に関連するため

オフィスビルのグレードは、事業継続計画(BCP)にも寄与します。事業継続計画とは、企業が地震や火災といった災害やテロ攻撃などの緊急事態に直面したときに、資産への損害を抑えつつ事業を継続するための計画です。

ハイグレードなオフィスビルは、耐震性能が高かったり、空調・換気設備が整っていたりすることが多く、緊急事態が発生した場合の事業継続を支えます。

関連記事:「BCPを見直す時期とポイントは?オフィス環境の作り方も解説

グレードとあわせて考慮したい!オフィスビル選びのポイント

オフィスビルを選ぶにあたり、グレード以外にも考慮しておきたいポイントがあります。特に、次のポイントはオフィスの快適性や機能性、安全性などに関わるため、優先的にチェックしておきましょう。

立地

オフィス選びで特に見ておきたいポイントのひとつが立地です。オフィス街の中心部や主要駅からのアクセスが良い場所にあるオフィスビルでないと、通勤や休憩がしづらく従業員の満足度が下がる可能性があります。

また、オフィスの周辺環境の確認も欠かせません。例えば、夜間の人通りが少ないと従業員の安全面に問題が出ますし、幹線道路沿いは振動や騒音問題が起こる場合があります。

また、自社の業種とエリアのイメージが合っているかも確認しましょう。仮にIT企業がオフィスを借りるなら、IT企業が多く集まっているイメージがある渋谷や六本木を選ぶなど、企業のイメージ向上に役立つかどうかも考慮の余地があります。

費用

オフィス選びでは、やはりコストも見逃せないポイントです。初期費用や賃料のほか、水道光熱費や共益費なども含めた総額を洗い出し、無理なく借りられるかを考えましょう。

オフィスの費用・賃料については、以下の記事もあわせてご覧ください。

オフィス賃料の相場は?適切な賃料の判断基準や見直し方も解説

オフィスの移転にかかる費用はいくら?各項目の費用目安を紹介

オフィス移転のコストを削減するには?かかる費用の内訳も紹介

ビルの規模・面積

オフィスビルの規模やオフィス内の面積は、快適性や機能性に影響します。延床面積や1フロアあたりの貸室面積が業務内容や従業員数に合っているか、フロアレイアウトがしやすい構造かなどを確認しましょう。

築年数

築年数が古いオフィスビルは、設備や耐震性能が不十分な可能性があります。新耐震基準に準拠していることはもちろん、できれば新築・築浅で、高い耐震性能や最新の空調・換気設備を備えているオフィスビルを選びましょう。

設備

設備の充実度も、オフィスの快適性や機能性に影響を及ぼします。特に以下のような設備について確認しましょう。

・空調や照明の性能・品質

・駐車場や喫煙室などの共用部の充実度

・エレベーターの台数や稼働状況

・高速インターネット回線の導入可否

・インターネット回線の配線容量 など

セキュリティ・安全性

企業の従業員や資産、情報を守るために、セキュリティや災害時の安全性が高いオフィスビルを選ぶことも大切です。以下のような設備があるかどうかを調べ、オフィスビルのセキュリティレベルを測定しましょう。

・防犯カメラ

・24時間対応の警備システム

・入退室管理システム(ICカード式のオートロックなど)

・非常用電源

・防災設備 など

管理体制

立派なオフィスビルであっても、管理が甘いと頻繁に不具合が発生したり、掃除が行き届いていなかったりといった問題が起こる可能性があります。管理会社の実績・経験や、建物全体の管理状態をチェックしましょう。

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また、以下ではWEOマネジメントを活用したオフィス移転事例を紹介します。

オフィス移転事例|コストを抑えつつビルグレードアップを実現

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まとめ

オフィスビルのグレードは、企業のイメージや従業員満足度、オフィス環境などさまざまな方面に影響します。オフィスを借りるときには、コスト面だけを重視するのではなく、自社の業種やイメージなどに合ったグレードであるかも確認しましょう。

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